How to 杖

自分に合った杖の選び方

一般的な一本杖(T字型杖)の選び方を紹介します。日常でよく使うものだからこそ、しっかりと自分に合った杖を選ぶ事が大切です。

杖の適正な長さを知る

長すぎても短すぎても、長さが合わなければ、正しい歩行姿勢が取れず、身体に悪影響を与える場合があります。ご自分に合った正しい杖の長さを選ぶことが重要です。

杖の長さの目安

身長 ÷ 2 + 3cm = 長さの目安
(例)160cm ÷ 2 + 3 = 83cm

身長÷2+3cmがステッキ選びの参考値となりますが、座高や足の長さに個人差があるように、皆さんに当てはまる数値ではありません。これを目安とし、実際に歩いてみて、使いやすい杖の長さをお選びください。

ステッキサイズの参考値(cm)
身長推奨サイズ
14073
14274
14475
14676
14877
15078
15279
身長推奨サイズ
15480
15681
15882
16083
16284
16485
16686
身長推奨サイズ
16887
17088
17289
17490
17691
17892
18093

正しい握りの位置

腕をリラックスした状態に垂らし真っ直ぐに立ちます。 杖の先を同側の足先の前方20cmにおき、 肘は30〜40度屈曲した位置がよく、 この状態で杖の長さを決めてください。

杖の太さ・材質を決める

杖のシャフト(棒)の太さ

太い方が丈夫ですが、重くなります。細くても簡単には折れるわけではありませんので、重さと安定感をポイントに選びましょう。

杖のシャフト(棒)の素材

  • アルミ:軽くて強度があり、加工性にも優れています。
  • カーボンファイバー:重量が軽く、強度があります。
  • :長さ調整できるものが少ない

カーボンが一番軽く、続いてアルミ、チタン、スチールの順に重くなっていきます。

杖のグリップを決める

杖のグリップ(握り)の太さ

男性は太め、女性は細め等、手の大きさに合わせて決めましょう。

杖のグリップ(握り)の材質

  • 木製:一般的に広く使用されています。握った時に暖かさと柔らかさがあります。
  • 樹脂(アクリル)製:滑りにくく、手に掛かる圧力を吸収し、掌の痛みを軽減します。ドア等に立て掛けても倒れにくい。使っていくと若干摩耗します。
  • 杖のグリップ(握り)の形状:T字型、L字型、丸型(ラウンドグリップ)等、様々な形状がありますが、握りやすいものを選んでください。ゆっくり歩く方は杖の体重を掛ける部分が広いタイプがよいでしょう。

正しい杖の使い方

杖の握り方

支柱の中心に重心がかかるように握ってください。

◎ 正しい杖の握り方 1
◎ 正しい杖の握り方 2
誤った杖の握り方

杖のつき方

杖の基本的なつき方として、3動作歩行と2動作歩行があります。
正しい杖のつき方をマスターして安全で快適な歩行を行いましょう。

3動作歩行 (左足に痛みがある場合)
痛みのない側(右手)の手で杖をにぎります。
まず杖を前に出します。
痛い方の足を出します。
良い方の足を出します。

※この一連の動作を繰り返して歩行します。
2動作歩行 (左足に痛みがある場合)
痛みのない側(右手)の手で杖をにぎります。
杖と痛い方の足を同時に出す。
良い方の足を出して、ステッキに揃える。

※この一連の動作を繰り返して歩行します。

杖のお手入れ方法

杖の各部の名称

一般的でよく使われる伸縮タイプ杖と折りたたみタイプ杖の説明をいたします。

伸縮タイプ

身長や体型に合わせて手軽にシャフトの長さ調整ができます。調節ボタンを押して、スライドさせることで、簡単に伸縮調節できるので、臨機応変に長さの対応ができます。

折り畳みタイプ

必要な時だけ使用できて、使わないときはコンパクトに折りたたみできるので、持ち運びに便利です。携帯が容易な為、旅行にも最適。シャフトの長さの調節も可能です。

伸縮タイプ:長さの調整方法
固定リングを緩めます。
調節ボタンを押し、長さを調節します。
調節ボタンが安全に穴から出ていることを確認。
固定リングを締めます。
固定リングの下にプラスチックの緩衝材があります。調節の際に外れない様、ご注意ください。

※固定リングの回らないタイプもあります。

折りたたみタイプ:収納方法
シャフトの一方を引っ張ると、インナーゴムが伸び、インナージョイントが外れます。そのまま各シャフトを折り曲げていきます。
折りたたみ終わると、ヒモ等で固定、あるいはケースに収納します。

各部のお手入れ方法

ステッキに使用される材質といえば、グリップ部分はアクリルやメッキ、シャフト部分にはブナやスネークウッドなどの木材が使用されることが多いです。 それぞれの材質に合わせたお手入れ方法をご紹介させていただきます。

グリップ

グリップは手で握るので汚れが付着しやすい部分です。 また油などもつきやすいので、しっかり汚れを取らないと、手元が滑る可能性もあり危険です。

  • 木製
  • 樹脂(アクリル)製
  • カーボンファイバー

シャフト

体重を支えるための大事な部分です。亀裂が入っていたりすると、怪我にも繋がるので、定期的に傷をチェックしましょう。 木材でできたシャフトは環境の変化にも敏感なので、長持ちさせたいのであれば、保管場所にも気を配りましょう。

  • アルミ
  • カーボンファイバー
  • 木製

先ゴム

杖先ゴムは傷んできたら、新しい杖先ゴムに交換してください。 杖先ゴムに表記されているサイズは、杖先ゴム自体の外径ではなく、取り付ける杖のシャフトのサイズになります。 シャフトの一番下(地面の近い箇所)の径を測ってください。(一般的には16mm、17mm、18mmのものが多いです。)